2026.04.12
出張が終わり、久しぶりに自宅のデスクに座っている。 溜まりに溜まったメールの山。一通一通、丁寧に、かつ迅速に。 パソコンの画面と格闘していると、ふと視線を感じた。

ふと顔を上げると、窓辺に並んだ蛙たちと目が合った。 彼らはいつだって、驚くほどマイペースだ。 「そんなに急いでどこへ行くのかい?」 そう問いかけられているような気がして、思わずキーボードを叩く手を止めた。
そうだ、少し休憩しよう。 外の世界がどれほど激しく動こうとも、自分のリズムを見失ってはいけない。 彼らの静かな佇まいから、大切な「心の余白」を教わったような気がする。

頭を使った後は、体を使う番だ。 私は自宅で使えるトレーニング器具を手に取る。バトルロープを想定した、この強靭な負荷が今の私には必要だ。
狙いはただ一つ。「思考停止状態」を強制的に作ること。
「はぁー、はぁー」と、己の呼吸音だけが部屋に響く。 腕が、肩が、背中が熱を帯びる。 余計な邪念は、汗と共にすべて流し去る。とにかく己の肉体とだけ向き合い、限界の先を目指して追い込むのだ。
体を鍛えている間は、仕事の悩みも、未来への不安も入り込む隙はない。 ただ、筋肉が悲鳴を上げ、血流が加速するのを実感するだけだ。
これが、私のリセット術。 悩んでも、立ち止まっても、明日は必ずやってくる。 ならば、最高のコンディションでその明日を迎え撃つために、今、この瞬間を鍛え抜く。
パソコンの前での「知的な戦い」と、トレーニングでの「肉体的な戦い」。 この二つのバランスが取れた時、私の中の情熱は最も鋭く研ぎ澄まされる。
素晴らしい日曜日を過ごせたことに感謝したい。 蛙たちの静寂と、己の肉体の躍動。 この調和を胸に、明日からまた現場で、誰よりも熱く、誰よりも美しく、私は突き進んでいく。
覚悟はいいか? 私は、もうできている。 明日、福山ステンレスの現場で、最高のビートを刻もうじゃないか!