福山ステンレス鋳工の魅力

寸法精度Dimension Accuracy

木型へのこだわり。
良い鋳物づくりは「良い方案」そして
しっかりとした「木型作り」で決まります!

本当に「良い鋳物」づくりとは、完成品が考慮された「良い方案」。
そしてしっかりとした「木型作り」で決まると私たちは考えています。
そのため木型には積極的に投資して、お客様が望まれる鋳物をご提供いたします。

「良質の鋳物を安定して手配したい」という、シンプルかつ最も大切なお客様からのご要望にお応えするために、木型に対してのこだわりを持ち続けております。
木型への「こだわり」とはどんなものなのか?実際の写真を交えてご紹介いたします。

こだわり1定盤付けに整備する(量産タイプ:定盤型)

『定盤付け』というのは、木型を決められた寸法の『定盤(板)』に取りつけることです。
ちなみに『方案加物』というのは、この写真の木型に「40x100」「50x110」と数字を記入している部分になります。

※定盤上と木型上に白い塗料が付着していますが、それは『離型剤』という木型と砂型の接地面を滑りやすくするための特殊な塗料になります。

定盤付けのメリットとは?

  • ・木型の歪を抑える
  • ・木型の負担が軽減され、木型が長く使用できる
  • ・方案加物をセット出来て、効率よい仕事が出来る
  • ・リピートに即対応
  • ・ステンレス鋳物の品質がより安定する
  • ・木型補修費のコストダウンに繋がる

定盤付けの木型で作った砂型は、とても安定して、より良い品質に繋がります。
方案加物もセットされていますので、砂型造型担当者が確実な作業を達成出来ます。

定盤付けによる砂型の例

この写真の砂型の開放部(穴)が方案加物の部分になります。
方案加物というのは、木型上に施したマニュアルみたいなものです。
作業者により品質が変化するのではなく、誰が作業しても製品に一定の品質が保たれるために、方案加物が必要となります。

「良い方案=良い鋳物づくり」というのはそういうことです。

こだわり2将来定盤付けにする為の木型製作
(単品タイプ:手込め型)

『イニシャルコストは少しでも抑えたい』というお客様の声に対しても、将来を見据えた対応を、そして初期投資を抑えた木型製作をご提案いたします。木型を定盤付けにする事は、それだけ投資をしていただくことになります。しかし『今の段階ではコストを抑えたい、でも良質な鋳物を手配したい』というお客様の声にもしっかりとお応えします。

写真は「手込め型」という定盤に取り付けていない状態の木型です。
定盤取付け費を抑え、初期投資予算に近付け、さらに鋳物品質も定盤付け相当を保つ事ができます。将来的に定盤付けをする事で「こだわり1」でご紹介した定盤付けのメリットを一気に吸収する事が出来る木型作りです。

こだわり3“こだわり続ける”ということ
(責任を果たす)

木型は直線と曲線の集合体であり、木型製作所(職人)の手によって確実に図面より製作される「お客様の貴重な財産」です。木型作りにこだわり、確実な木型製作を達成することで、直線と曲線を砂型上にしっかりと表現する事ができます。
※写真:複雑な形の中子(芯取り)用の木型と、完成した中子の砂型の例

その木型をお借りして、しっかりと自社倉庫で管理し、確実な鋳物作りへ繋げていきます。
木型にこだわり続けることは、良質な鋳物作りに繋がり、そしてお客様への責任を果たすということにも繋がると私たちは考えます。

木型の保管について

リピートを前提として製作された木型をしっかりと保管いたします。
原則としてお客様の大切な資産となる木型を守り、品質に影響を与えません。専用倉庫で保管しますので、木型に対するメンテナンス費用の軽減に繋がります。

『木型の保管について』詳しくはこちら →