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鋳物屋365日ブログ2026 【10月16日】炭鉱の機械に見た、鋳物の底力

2026.10.16

こんにちは!今日は備後地区鋳友会の研修で福岡へ。田川市石炭・歴史博物館を訪れました。

田川といえば、かつて筑豊炭田の中心として栄えた町です。炭坑節の「月が出た出た」で知られる二本煙突も、博物館のすぐそばにそびえています。博物館の屋外には、炭鉱で実際に使われていた機械がずらりと並んでいます。

巻き上げ機に運搬車、ポンプ類。見学しながら、気づけば私の目はついつい部品のほうへ。歯車のケース、プーリー、フレーム、ポンプの胴体。「これも鋳物、あれも鋳物だな」と答え合わせをするように一台ずつ見入ってしまい、なかなか先に進めませんでした(笑)。鋳物屋の性分ですね。当時は今のように設備も整っていない中でつくられたはず。鋳物をつくった先輩方の技術にも

館内には坑内の様子を再現した展示もあります。暗くて狭い坑道で、粉じんにまみれながら石炭を掘り、運び出す。想像するだけで息が詰まりそうな環境です。

そんな過酷な現場で、人も鋳物も毎日休まず動いていたんですよね。重さや振動、湿気や粉じんに耐え続けた部品たち。そしてそれを使いこなし、日本のエネルギーを支えた人たち。展示を見ているうちに、心の底から感動と尊敬の気持ちが湧いてきました。
私たちがつくる鋳物も、今日もどこかの現場で黙々と働いています。その先には必ず、それを使う人がいる。今回の研修で、あらためてそのことを胸に刻みました。
最後になりましたが、研修でお世話になった福岡の皆様、本当にありがとうございました!