2026.11.06
いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
今日の主役は、完成した製品には一切残らない部品です。それなのに、うちの芯取たちは毎回全力でつくっています。
動画は、弊社の芯取メンバーの仕事ぶりです。
芯取(しんとり)とは、鋳物の「中子(なかご)」をつくる仕事のこと。中子は砂を固めてつくる型の一部で、鋳物の内側の空洞や穴の形をつくる役目があります。中が空洞になっている製品には欠かせない存在です。
ただしこの中子、鋳込み(溶けたステンレスを型に流し込むこと)が終わると、砕いて取り出してしまいます。つまり、出番はたった一度きり。
「どうせ壊すなら、そこそこでええじゃろ」と思われるかもしれません。でも実は逆なんです。
中子の形がそのまま製品の内側の形になるので、少しでも寸法がずれたり表面が荒れていたりすると、それがそのまま製品に出てしまいます。内側は後から削って直すのが難しい場所も多く、ごまかしがききません。
だからこそ、一度しか使わない中子にも全力。見えなくなる部分、残らない部分にこそ、鋳物屋の本気が出ると思っています。
11月3日の記事では、インペラー(羽根車)の芯取に取り組むアントニーの姿も紹介しました。あわせて読んでもらえるとうれしいです。
「日本一美しいステンレス鋳物」は、外から見える鋳肌だけでなく、こうした内側の仕事の積み重ねでできています。
内側の形が複雑な部品や中空の製品でお困りのことがあれば、ぜひ声をかけてください。ステンレス鋳物・レーザー溶接のご相談は、お問い合わせページからお気軽にどうぞ。
現場の様子はインスタでも発信しています。よかったらのぞいてみてください。
福山ステンレス鋳工:jojohiroki
ハンドビーム:handbeam.onomichi