
気温がぐんぐん上昇してきました。鋳物屋の現場にとって、これからが本当の意味での暑さとの戦いの本番です。炉の熱、金属の熱、そして夏の気温と、三重の暑さに向き合う季節がやってきました。
そんな中でも、ふと足を止めて見入ってしまうのが、真っ赤に燃える押湯の姿です。ステンレス鋳物の押湯が、まるで生き物のように赤々と輝きながら冷めていく様子には、暑さを忘れさせるほどの神秘を感じてしまいます。これは私だけの感覚でしょうか。厳しい仕事の中にも、こうした美しさに出会えるのが鋳物屋の面白いところだと思います。

鋳物づくりには、実にたくさんの砂が使われています。今回の写真は、セラビーズとエスパールのコラボによる芯取りの様子です。黒く見える部分は「エスパール」という、強制冷却の機能を持った砂で、押湯がうまく取れない部分に使用しています。そして黄色い部分は、お馴染みの「セラビーズ」。
よく冗談交じりに業者様へお伝えするのですが、「福山ステンレス鋳工はセラビーズ福山営業所だよね」と。もちろん営業所ではありませんが、それくらい深い関わりがあるということです。これからも、この良きパートナーシップを大切にしていきたいと思います。

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