
シルバーウィークに入り、福山駅前でもキャリーケースを引いた観光客の姿をよく見かけるようになりました。「福山のどこを見て回るのだろう」と、地元民としてはついつい不思議に思ってしまうのですが、よくよく考えてみると、私たちが当たり前のように過ごしている日常の風景こそが、県外から来られた方々にとっては新鮮で、少なからず感動を覚えるものなのかもしれません。
そういえば、以前こんなことがありました。ある業者の方とお話ししている中で、その方のお住まいから富士山が見えると聞き、私は思わず「それは素晴らしいロケーションですね!」と感動を込めてお伝えしたのです。ところが返ってきたのは「いつも見えているんで」という、実にあっさりとした一言。このブログを書きながら、ふとその時のやり取りを思い出しました。
人はきっと、自分にとっての「当たり前」には、なかなか気づけないものなのですね。福山城の美しい佇まいも、ローズガーデンに咲く花々も、私たち福山市民にとっては日常の一部。しかし観光で訪れる方々にとっては、それが特別な一枚の景色になる。そう考えると、日々見慣れた風景も、少し違った視点で眺めてみたくなります。
秋の心地よい空気の中、シルバーウィークを楽しむ方々の姿を見ながら、改めて自分の暮らす街の魅力を見つめ直す、そんなきっかけをもらった一日でした。

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