社長ブログ

鋳物屋365日ブログ ~その73~

2024.03.13

鋳物作りで日々たくさん消費するもの自社でなんとか作る。
そういう発想からできた自社製の堰鉢
今は各鋳物屋が自社にあった堰鉢を使っていると思います。
弊社は10kg以下のステンレス鋳物も鋳込みますので堰鉢は小さいものが多いです。

まだ私が30代前半くらいまでは購入品だった堰鉢
大きさによったら手作りしていたと思います。
それから効率化を目指し、堰鉢の木型を製作して今に至る。

写真の堰鉢で色が違う理由は、鋳物屋ではお馴染みの塗型と塗布しているものと、していないもの。
緑に見える堰鉢は塗型を塗布して表面を強化しているのです。
使用している砂は弊社の場合はセラビーズですので耐火温度は1700℃ちかくあり問題ないと思います。
しかし溶けたステンレスを流し込む口元の堰鉢は、最初から最後まで湯が触れるところですのでより強化が必要です。
今日も堰鉢をたくさん使って、良いステンレス鋳物作りに取り組みます。
ちなみに堰鉢は社内設備で砂に戻すリサイクルをします。