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鋳物屋365日ブログ2026 【3月31日】佐賀神社の鳥居で受けた「喝」。自分勝手な足を止め、周りを愛でる心の余裕を。

2026.03.31

3月最終日。年度末の凄まじい濁流に身を置き、私は佐賀のお客様のもとを訪ねていた。 仕事の合間、いつものように佐賀神社へと足を運ぶ。

鳥居の先で気づかされた、自分の「狭さ」

厳かな鳥居をくぐり、静寂の中に身を置いた瞬間、驚くほど心が晴れやかになっていくのを感じた。

それと同時に、自分自身への激しい「喝」が内側から突き上げてきた。 ここ最近の私は、目の前の仕事、自分の責任、自分の理想……そんな「自分」のことばかりに必死になりすぎてはいなかったか。

3月30日のブログで「心の整理整頓」ができたと思っていたが、まだ足りなかった。 必死に走るあまり、一緒に走ってくれている仲間や、支えてくれている周囲の景色が、私の視野から消えかかっていたのではないか。「自分勝手」になりかけていた自分を、この神社の空気が厳しく、そして優しく正してくれたのだ。

もっと周りをよく見て動かねば。一人で戦っているのではない、生かされているのだという感謝を忘れてはならない。

伝説も時代と共に歩んでいる

参拝の後、神社の裏手を流れる美しい川沿いを歩く。 そこには「河童伝説」が息づいていた。驚いたのは、伝説の主である河童までもが、現代的な「お知らせ」を首から下げて広報活動に励んでいたことだ。

どんなに古い歴史や伝説も、こうして時代に合わせて姿を変え、人々に親しまれようとしている。その健気な姿に、ふと肩の力が抜けた。

新しい年度、新しい眼差しで

3月という激動の一ヶ月が終わる。 明日からは、いよいよ新しい年度が幕を開ける。

自分のことしか見えていなかった未熟な自分に別れを告げよう。 明日からは、もっと広い視野で、もっと深く周りを見渡せる「器」を持って、現場に立ちたい。

「日本一美しいステンレス鋳物」は、決して一人の力では生まれない。 全員の呼吸を合わせ、全員の輝きを拾い上げてこそ、初めて完成するものだ。

佐賀神社でのこの「気づき」を、最高の手土産にして福山へ帰る。 さあ、準備は整った。 明日から始まる新体制、新しい仲間たちと共に、私はもっと大きな愛を持ってこの道を突き進む。

3月、最高の一ヶ月だった。ありがとう!