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鋳物屋365日ブログ2026 【3月25日】主役は「会社」ではなく「社員」である。インペラの輝きと、飴玉ひとつに見る自己成長。

2026.03.25

現場を歩き、完成間近の製品に目を向ける。そこには、言葉を超えた美しさが宿っている。

美しさを生み出す「手」の正体

真上から捉えたインペラの造形。 緻密な羽根の曲線、均一な肌目。これを見て「福山ステンレスという会社は綺麗なものを作るね」と言っていただけるのは光栄だが、私はあえてこう言いたい。

「綺麗な鋳物を作っているのは会社ではない。社員なのだ」と。

工程ごとに、一人ひとりが最善を尽くし、魂を込めてバトンを繋ぐ。その集大成がこのステンレス鋳物になる。会社という組織は、彼らの技術と情熱を注ぎ込むための「受け皿」に過ぎないのだ。社員が誇りを持ってお役目を果たせる場所を守ること、それが私の最大の仕事である。

お気に入りから感じる「伸びしろ」

さて、仕事の合間のリフレッシュに欠かせないのが、この「Ricola」ののど飴だ。 ショーケースに並んでいるのを見つけると、つい心が躍り、手が伸びてしまう。

実を言うと、私は昔から飴をすぐに「噛んでしまう」癖があった。せっかくのハーブの香りをゆっくり楽しめばいいのに、せっかちな性分が出てしまうのだ(笑)。 ところが最近、ようやく最後まで噛まずに味わい尽くせるようになった。

「ああ、自分も飴を通して成長したな」

なんて、デスクで独りごちている。還暦を過ぎ、ベテランと呼ばれても、まだまだ自分には「噛まずに待てる」という伸びしろがあったのだ。まだ55才という事は付け加えておく。

可能性は、いつだって自分の中にある

社員たちが工程ごとに美しさを追求するように、私もまた、日々の些細な習慣の中で自分を磨き続けたい。 「自分にはまだ伸びしろがある」と信じられることは、人生において、そして経営において、何よりの希望になる。

会社を支える社員たちのお役目を大事にしながら、私自身も一歩ずつ、理想の姿へと近づいていこう。 飴をゆっくり溶かすように、丁寧に、着実に。

福山ステンレスの「未来」は、私たちの可能性の数だけ、無限に広がっているのだから。