2026.03.24
朝一番、工場の屋根越しに昇る太陽が、あまりに眩しくてシャッターを切った。

「太陽を直接見てはいけません」 昔はよくそう言われたものだが、今はこうしてレンズ越しに、その溢れんばかりのエネルギーを鮮明に捉えることができる。
裸眼で見るのは危ないけれど、その熱量や光は、誰かに伝えたいし拡散したい。 技術の進歩によって、捉えられなかったものが見えるようになる。そんなところに、ふと「時代の変化」を感じる火曜日の朝だった。
時代の変化といえば、今日、とても面白い依頼をいただいた。 
新規のお客様から届いた、「ステンレス鋳物でハンマーを作ってほしい」というリクエスト。 通常、ハンマーといえば工具鋼のイメージだが、あえてそれを「ステンレス鋳物」で、という発想に、私の遊び心が激しく擽られた。
見積もりを提出したところ、間髪入れずに「直ぐに作ってほしい」との返答。 このハンマーで何を叩くのか、どんな用途に使うのかは、実はまだ聞いていない。けれど、「それを鋳物で作ろう」というお客様のユニークな発想と、私たちの技術が合わさる瞬間のワクワク感。これはもう、商売という枠を超えた「大人の遊び」のような感覚だ。
かつての常識が今の非常識になり、昨日までの不可能が今日の「面白いネタ」になる。 太陽の撮り方が変わったように、ものづくりの発想もどんどん自由になっていいはずだ。
「日本一美しいステンレス鋳物」を目指す道中には、こうした思わぬ「変化」や「遊び」が転がっている。 効率や数字を追うだけの仕事は、いつか息切れしてしまう。けれど、そこに「面白さ」があれば、私たちはどこまででも走っていける。
さて、このステンレスハンマーがどんな輝きを放つのか。 完成が今から楽しみで仕方がない。
時代の風を感じながら、明日もまた、遊び心を忘れない「最高の仕事」をしていこう!