2026.03.19
福山ステンレスの現場には、私たちが「日本一美しいステンレス鋳物」を目指す上で、絶対に欠かすことのできない「相棒」がいる。

写真は、製品の型に溶けたステンレスが流し込まれる「入口」の部分だ。 よく見ると、砂の色が二種類あるのがお分かりいただけるだろうか。白い砂と、少しグレーがかった砂。
「なぜ、入口なのに砂の色が違うのか?」
それには、ちゃんとした理由がある。詳しくは企業秘密だが(笑)、この色の違いこそが、複雑な形状の鋳物を歪みなく、かつ表面を美しく仕上げるための、私たちの「技術の結晶」なのだ。
色は違えど、これらは同じ鋳物の砂。私たちはこれを「セラビーズ」と呼んでいる。 平成4年に福山ステンレスが現在の場所に移転して以来、私たちはこのセラビーズを使い続けてきた。
非常に安定しており、耐熱性にも優れている。もしセラビーズがなければ、私たちが掲げる「日本一美しいステンレス鋳物」という目標は、ただの絵空事で終わっていただろう。それほどまでに、この砂への信頼は厚い。
しかし、私たちがセラビーズを愛するのは、単にその性能だけが理由ではない。 この砂の向こう側には、長年にわたってこの砂を開発し、改良し続けてきた多くの開発者たちの、計り知れない血と汗と涙があることを知っているからだ。
福山ステンレスのクオリティは、私たちの技術だけで出来ているのではない。セラビーズをはじめ、私たちを支えてくれる数多くの業者様の、妥協なき探究心によって支えられているのだ。
鋳物の成分表には、彼らの名前は出ない。 けれど、私たちには分かる。色の違う二つの砂が織りなすその「入口」には、支えてくれる全ての方々の「魂」が込められていることを。
素晴らしい業者様との絆に、改めて深く感謝したい。 皆様の想いを、私たちは「日本一美しい鋳物」という形で、世界へと届けていく。
明日からも、このセラビーズと共に、最高の一品を創り上げていこうじゃないか。