2026.03.12
その扉を前にすると、ふと不思議な感覚に陥ることがある。

ハンドービームの正門。 「開閉」や「出入り」といった単なる動線の概念を、軽々と吹き飛ばすような佇まい。重厚な木肌と、歴史を刻むような装飾金具。この扉は単なる境界線ではなく、それ自体が明確な「意志」を持っているのではないか——。そんな風にさえ感じさせてくれる。
ここを通るたび、私たちは自らの姿勢を正される。この門をくぐることは、新しい価値を創造する現場へと身を投じる、一つの儀式なのだ。
製作:テクノファーム様
事務所に置かれた、金属に刻まれたQRコード。これを見るたび、私の記憶はあの記録的な暑さだった7月の竣工式へと引き戻される。
たくさんの業者様、そしてプロジェクトに携わってくださった多くの方々に支えられて迎えたあの日。生涯でもう二度と経験することはないであろう「鏡割り」の瞬間、樽の蓋が割れる音と共に、胸に熱いものが込み上げたのを今でも鮮明に覚えている。
あの時いただいた多大なるご支援、そして温かいご期待。 その大きな「ご恩」に対して、私ができる唯一の返礼は、このハンドービームを成功させ、躍進のニュースを皆様に届け続けること。それ以外にない。
竣工から月日が流れても、感謝の気持ちは一ミリも色褪せていない。 むしろ、日々ここで汗を流し、技術を磨く仲間たちの姿を見るたびに、その想いは強く、深いものへと変わっている。
ハンドービームは、皆様の想いに支えられた「感謝」という柱の上に立っている。 扉が語りかけてくる意志を汲み取り、私たちはこれからも挑戦を止めない。活躍のニュースが、支えてくださった方々への最高の招待状になると信じて。
今日も、この意志ある扉を開け、私たちは未来へと踏み出していく。