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鋳物屋365日ブログ2026 【2月13日】夜の裏山に映る「覚悟」の影。感謝のスイッチを切り、負けられない戦いへ

2026.02.13

2月13日、金曜日。 怒涛の移動と出会いが続いた一週間の締めくくりは、重要な「交渉」の場でした。

相手の方とは、私がまだ社長ではなく「専務」だった頃からのお付き合い。 お互いの立場が変わるまでの長い経緯を知り尽くしている間柄です。 話し合いの途中、ふと昔話に花が咲く場面がありました。 「あの時はこうだったな」 そう笑い合える過去があり、その時から続く深い繋がりがあったからこそ、今の福山ステンレス鋳工がある。 それは紛れもない事実であり、相手には感謝の言葉しかありません。

しかし、だからこそ。 私の心の中で「戦闘スイッチ」がカチリと音を立てて入りました。

「感謝」と「勝負」は別です。 いや、互いに会社を背負い、守るべき社員がいるからこそ、情に流された馴れ合いの決着など許されません。 相手にとっても、私にとっても、これは絶対に負けられない戦いなのです。

交渉を終え、夜風に当たりながら会社の裏手に回ると、擁壁(ようへき)に私の影が映し出されていました。

ライトに照らされ、闇に浮かび上がる巨大なシルエット。 それは、言葉には出さなかった私の「覚悟」が可視化された姿のように見えました。 揺るがず、大きく、そこに立っているか。 影の中の自分にそう問いかけます。

甘えを捨て、プロフェッショナルとして対峙する。 それもまた、長年の盟友に対する最大のリスペクトの形なのだと思います。

ヒリヒリするような緊張感を持ち帰り、今週の業務を終了します。 戦う経営者の皆様、そして社員のみんな、一週間お疲れ様でした。