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鋳物屋365日ブログ2026 【1月6日】妖艶な朝月と、突然の警告音。当たり前ではない「時間」を想う

2026.01.06

1月6日、火曜日。 私の1日は、空を見上げることから始まりました。

見てください、この朝の月。 月明かりが雲にじわりと沁み込んでいくような、どこか妖艶で神秘的な雰囲気。 思わず息を呑む美しさに、私は寒さも忘れて見入ってしまいました。

「よし、今日も全力で走るぞ」 この美しい月に向かって、高らかにそう宣言したのです。 経営者として、福山ステンレス鋳工とハンドビームを牽引するリーダーとして、今日も最高のパフォーマンスを出すのだと。

……意気揚々としていたのは、この時まででした。 「人生、そう思い通りにはいかない」と言わんばかりに、その数時間後、まさかの事態が発生しました。

突然、携帯電話が一斉に鳴り響きました。あの不快で不安を煽る警告音です。 直後に襲ってきた、震度4の地震。 幸い大きな被害はありませんでしたが、揺れそのものよりも、あの空間を一瞬で支配した警告音の恐怖に、心臓が早鐘を打ちました。

朝、あんなに格好良く月に誓った決意も、この緊急事態の前では一瞬どこかへ飛んでいってしまいました。 「まあ、そんな日もあるさ」と、少し腰砕けになった自分を反省しつつも、改めて痛感したことがあります。

それは、「平穏な時間は決して当たり前ではない」ということ。 いつ何が起こるか分からないからこそ、今、目の前にある仕事、仲間との会話、そしてものづくりに向き合えるこの「時間」を、もっと大切にしなければならない。

妖艶な月と、不穏な警告音。 対照的な二つの音が、私に「今を生きる覚悟」を問い直してくれたような気がします。

さあ、気を取り直して。 揺るがない信念(ステンレス)を持って、残りの時間も大切に積み上げていきます。