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鋳物屋365日ブログ2026 【1月17日】伊勢の地で誓う「組織」と「使命」。太く、柔らかく、感謝を胸に歩む道

2026.01.17

1月17日、土曜日。 松阪での緊張感ある交渉を終えた夜、私はまだ熱い議論の中にいました。

グラスを傾けながら交わしたのは、単なる労いの言葉だけではありません。 「これからの組織をどう作っていくか」。 美味しい料理と仕事の話が交差する、濃密な夜。 未来を見据える部下と語り合う時間は、何よりの明日への活力になります。

そして一夜明け、私は伊勢神宮へと足を運びました。

凛とした空気の中、三重県のお客様とこうしてご縁が繋がり、商売ができていることに深く感謝を捧げました。 それにしても、ものすごい人の数です。しかし、誰一人として列を乱さず、静かに祈りを捧げる姿がある。 そのマナーの良さに感心すると同時に、ここには変わらない「日本人の正しさ」があるのだと、心が洗われる思いでした。

参拝を終え、賑わう「おはらい町」へ。

行き交う人々の顔は、皆一様に晴れやかです。 楽しそうな笑顔を見ていると、自然と私の口角も上がります。 「心が浄化される」とは、こういう瞬間のことを言うのでしょう。 私たちが目指す仕事も、最終的にはこうして誰かを笑顔にし、心を豊かにするものでありたいと強く願います。

お腹も空いたところで、名物の「伊勢うどん」をいただきました。初の伊勢うどんは黄身付きをオーダー。

うどんと言えば、讃岐のように跳ね返すような「コシ」が大事だと思っていました。 もちろん、人として、経営者として、困難に粘り強く立ち向かう「コシ」は必要不可欠です。

しかし、この伊勢うどんは違いました。 極太でありながら、どこまでも柔らかい。 抵抗するのではなく、優しく受け止めるその食感に出会った瞬間、**「器(うつわ)」**という言葉が自分の中に降りてきました。

相手を跳ね返す強さではなく、すべてを飲み込み、受け入れる大きさ。 太く、柔らかく、大きな器でデンと構える。 今の私に必要なのは、この伊勢うどんのような「器の大きさ」なのかもしれません。 地方によってうどんの在り方が違うように、人もまた、時と場合によって「コシ」と「器」を使い分けるべきだと学びました。

こうして私が遠方で活動し、組織について語り、自分を見つめ直すことができるのも、すべては福山で会社をしっかりと守ってくれている社員のみんながいるからです。 彼らが現場を支えてくれているからこそ、私は外でお客様への使命を果たすことができる。 その感謝を片時も忘れたことはありません。

お客様への感謝、そして社員への感謝。 たくさんの「ありがとう」と、少し大きくなった(はずの)器をお土産に、福山へと戻ります。 今回の出張で得たすべてを、来週からの組織づくりに注ぎ込みます!