2025.12.31
12月31日。 2025年も、残すところあと数時間となりました。
静まり返った工場で、今年完成したばかりの「裏山」を眺めています。

福山ステンレス鋳工の裏山整地工事。 今年、無事にすべてが完了しました。
工事が始まったのはつい先日のことだったように感じますが、不思議なものです。 完成した今の景色は、まるでずっと昔からそこにあったかのように、私たちの日常に静かに、力強く溶け込んでいます。 整えられた地面、強固な擁壁。 それは、会社としての「地盤」がまた一つ固まったことを象徴しているかのようです。
この景色を見ながら、私の胸に去来するのは、この場所を守り続けてくれた社員たちへの感謝の念です。
今年は、工事だけでなく、私自身も多くの出張に出向き、会社を留守にすることが多々ありました。 社長である私が外の世界で自由に動き、新しい風を会社に持ち帰ることができるのは、なぜか。 それは、君たちがこの場所で、しっかりと足元を支えてくれているからです。
私がいない間も、溶湯の熱と向き合い、製品を作り、納期を守り、お客様に対応してくれた。 君たちの「現場を守る力」があるからこそ、私は安心して「未来を作る仕事」に邁進できました。
本当に、ありがとう。 私が動けるのは、間違いなく社員のみんなのお陰です。
こうして形になった裏山のように、私たちもまた、一年をかけて「チーム」としてより強固な形になれたのではないでしょうか。
来る2026年。 正直に言えば、また君たちに苦労をかける場面があるかもしれません。 高い壁に挑み、汗をかいてもらうこともあるでしょう。 しかし、私には君たちの力が必要です。
これからも、共に悩み、共に汗をかき、共に笑い合いたい。 この新しい景色と共に、また一歩ずつ前へ進んでいきましょう。
一年間、本当にお疲れ様でした。 そして、本当にありがとう。 みんな、良いお年を!