社長ブログ

鋳物屋365日ブログ2025 ~その8~

2025.01.08

寒波が週末にはやってくるそうな。
確かに今年初めての雪をみて少し心が躍る自分もいます。
温暖な瀬戸内の陽気、福山市は滅多に寒くなることはないのですがそれでも週末は氷点下らしい。
夜の勉強会で水道管の破裂に注意と話を聞きました。
そう言えば思い出します数年前にクーリングタワーの配管が凍り付いて破れたことを。
凍っている時は水の流れや水圧を感じませんが、一旦氷が解けて水が出始めたときのポンプの出す圧は凄まじい勢いでした。
私は鋳物屋ですが水の力がないと鋳物ってできないのです。
水、我々の生活のなかで当たり前の様に使っておりますが、その供給が断たれるとこれほど困るものはありません。
何年か前にライフラインがとまった知り合いがいました。
お風呂に入れない、洗濯ができない、トイレが流せない、料理も出来ない、ありとあらゆるものが水に依存しているのです。
水の存在の大切さをここまで感じることができたのも変な話、あの水害があったからです。
本当に大変な時間を過ごす知人に少しでも手助けをしたくて動いていたことを思い出しました。
因島に向かう途中で綺麗な景色を見て癒されながら。

芦田川の土手を走っていると「とんど」の用意をしているところが何か所があります。
私は実際を見たことはないですが、燃え上がる姿はさぞ美しいのでしょう。
炎は見ているとその中に自分を映し出すような気がします。
じっと見つめて、同じ姿をしない揺れる炎を見ながら自分を振り返るのです。
火と水は相反するものにみえて実は切っても切れない関係性を持っているのですね。
相手の役割をしっかりと正しく理解することで組織の真なる力が発揮されると思うのです。