2025.12.27
いよいよ今年も大詰め、今日は弊社恒例の「断捨離の日」です。

毎年この日は、会社の不要なモノだけでなく、社員の家庭から出たゴミも持ち寄って、会社で一斉に廃棄します。 私の思いは一つ。「ゴミに生活空間を邪魔されてはいけない」ということ。 モノに溢れた窮屈な場所で過ごすのではなく、思い切って廃棄することで「快適な空間」を取り戻し、その清々しい気持ちよさを味わってほしいのです。 その心地よさを肌で感じれば、次に買い物をする時、「これは本当に必要か? また空間を奪わないか?」と、買う意識そのものが変わっていくはずですから。
そんな断捨離で汗を流した後は、空腹を満たすためにいつもの「すき家」へ。

「今日こそは違うメニューを」と頭では思うのですが、指が勝手にタブレットを操作し、気づけばいつもの「ねぎ玉牛丼」を注文していました。体に染みついた習慣と好みは恐ろしいものです(笑)。 牛丼の味は安定の美味しさなのですが……ふと周りを見て、考え込んでしまいました。 あちこちのテーブルに、前のお客さんが食べた後の食器が片付けられずに残っているのです。
会社で徹底的にゴミを捨てて空間を浄化してきた直後だったからでしょうか、この「片付けられていない光景」が凄く嫌な感じに映りました。 忙しいのは分かります。しかし、接客業であれ製造業であれ、仕事の本質は「環境を整えること」にあります。 お客様を迎える空間が淀んでいては、どんなに美味しい牛丼も台無しです。
「捨てること」と「片付けること」。 空間を整えることは、心を整えることです。 他山の石として、私たちもこの年末、最後の最後まで「後始末」を徹底し、美しい空間と心で新年を迎えようと強く思いました。