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鋳物屋365日ブログ2025 ~その351~ サンタは来ないが、「彼」が生まれた。50代のクリスマスイブと、ティッシュの妖精。

2025.12.24

メリークリスマス! 12月24日、水曜日。世の中は聖なる夜の煌めきに包まれています。 そんな夜、出張先のホテルで私が一人、何をしているかというと……これです。

テルテル坊主です。 窓の外、今にも泣き出しそうな灰色の空を見上げていたら、どうしても作りたくなってしまったのです。 記憶をたどれば、製作するのは実に40年以上ぶり。 ホテルの備え付けのティッシュを丸め、輪ゴムでキュッと結び、ペンで顔を描く。 完成した彼(彼女?)と目が合った瞬間、不覚にも思ってしまいました。 「……あれ? 意外と可愛いぞ?」と。

50を過ぎたおっさんが、自分で作ったティッシュの人形に「ときめき」を感じている。 「私は大丈夫だろうか?」と一瞬我に返りそうになりましたが、いや、これでいいのです。 いくつになっても、可愛いものを可愛いと思える心、小さなことに感動できる心。 そうした「心の鮮度(フレッシュさ)」を保ち続けることこそが、感性を鈍らせない秘訣だと思うのです。

もちろん、これは単なる工作ではありません。 明日の移動も、安全に、スムーズにいってほしい。 そんな切実な願いを込めた、本気の「魔除け」ならぬ「雨除け」です。 私の「念」は強いですよ?(笑) このつぶらな瞳のテルテル坊主と、私のおっさんパワーが合わされば、効果は絶大なはずです。

チキンもケーキもないけれど、この可愛い相棒が誕生しただけで、なんだか温かいイブになりました。 皆様も、心温まる素敵なクリスマスをお過ごしください。 明日、晴れますように!