2025.12.20
健康診断という現実を突きつけられた昨日から一夜明け、今日は少しのんびりとハンドルを握っています。 そんな道中、ふと視線を感じました。

目の前の景色の中で動く物体、野良猫です。 私の住む地域では、自治体の管理が行き届いているせいか、いわゆる「野良」の動物を見かけることは滅多にありません。 久しぶりに見る、たくましく生きる姿。 相手もじっとこちらを見ています。 しかし、この距離感は縮めてはいけない気がしました。 「こっちに来てはだめだよ」 そう心の中で呟き、あえて視線を外します。 人間と野生、互いに干渉しすぎないこの距離こそが、彼らにとっての平穏なのかもしれません。
そしてもう一つ、私を悩ませる「異常」がこちら。

車の温度計はなんと16℃を示しています。 今は12月後半ですよ? 初夏か小春日和かという暖かさです。 「異常気象」という言葉を耳にしますが、最近ではこの急激に暖かくなる現象が、なんだか「身近な異常」になってきました。 地球温暖化の影響でしょうか、日差しを浴びた車内はどんどん室温が上がっていきます。
ここで、私なりの「地球温暖化対策(?)」の発動です。 車内が暑い! となれば窓を全開にして、一気に風を入れる。 すると今度は「寒い!」となって、また窓を閉める。 そしてまた太陽の熱でポカポカ温まる……。 「暑い、窓開ける、寒い、窓閉める、温まる、楽しむ」。 このサイクルをひたすら繰り返すのです(笑)。
はたから見れば「あの車、窓が忙しいな」と思われるかもしれませんが、これが予測不能な気候に対する、おっさんなりの精一杯の調整能力なのです。 猫との距離を保ち、おかしな気温と戯れる。 そんな不思議で平和な土曜日の昼下がりでした。