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鋳物屋365日ブログ2025 ~その332~ キラキラした原石と、セクシーな曲線美。磨いてこそ輝く、人と鋳物。

2025.12.05

今日は、未来の光に触れ、そしてものづくりの深淵に触れた、刺激的な一日でした。

まずは、地元の高校1年生を対象とした企業ガイダンス。

福山の企業30数社が集結し、まだ「働くこと」が少し先の未来にある彼らに、仕事の魅力を伝える貴重な機会でした。 期末試験終わりで疲れているはずなのに、会場まで足を運んでくれた生徒たち。 そして、この移動さえも「勉強」と捉え、送り出してくださった先生方。 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

何より印象的だったのは、生徒たちのキラキラした表情! 彼らの真っ直ぐな瞳を見ていると、教える立場の私たちが逆にエネルギーをもらい、「負けていられないな」と背筋が伸びる思いでした。 この場がまた来年も開催できるよう、私自身、経営者としてもっと自分を磨かねばと強く誓いました。

「磨く」と言えば、こちらも負けていません。

見てください、この曲線美。 直線的な部分が全くなく、滑らかなカーブだけで形成されたこのフォルム。 正直に言います。私はこれを見て「セクシーだ」と感じてしまいます(笑)。

「変な人だな」と思われても構いません。 それだけ、私はこのステンレス鋳物づくりに惚れ込み、情熱を注いでいるのです。 この写真はまだ仕上げの途中。 ここからさらに手を加え、磨き上げていくことで、この鋳物は本来の美しさと性能を発揮します。

未来ある高校生たちも、このステンレス鋳物も同じです。 原石のままでは輝きません。 手間をかけ、情熱を注ぎ、しっかりと「磨く」こと。 それが大切なのです。

若者たちの未来に触れ、愛する鋳物の曲線に触れ。 「磨くこと」の尊さを改めて感じた金曜日でした。 さあ、私も負けずに自分を磨き続けます!