2025.11.02
11月2日。僕は、大変お世話になっている大阪の職人さんに会うため、このエネルギッシュな街を訪れた。

車の窓から見える、信号を待つ人々の途切れない波。 大阪の街は、いつ来てもこの凄まじいエネルギーで満ちている。そして、久しぶりにお会いした職人さんもまた、出会った頃と何も変わらない、みなぎるエネルギーの塊だった。 その姿にホッとすると同時に、「ああ、それだけ確かに時間が経過したのだな」と、感慨深い気持ちにもなる。

梅田のコインパーキングに、相棒の「ハンドビーム号」を停める。 リアガラスに「これでもか」と貼ったカッティングシート。このイカツイ相棒が、不思議とこのエネルギッシュな街の風景に馴染んでいる気がした。 このステッカーは、伊達じゃない。 僕の「ハンドビーム」に対する、覚悟の証なのだ。この街のエネルギーに、僕も負けてはいられない。

そして、大阪に来たからには、これを素通りするわけにはいかない。 元祖たこ焼きと、ラヂオ焼きだ。 「ソースはなし。そのまま食べるんやで」という流儀がいい。ラヂオ焼きの具は、こんにゃくと牛すじ。
熱いとわかっていても、口に放り込む。 案の定、口内はやけど寸前だ。だが、その強烈な熱さの直後に、圧倒的な「美味さ」が津波のようにやってくる!
変わらない職人さんの熱量。 街が放つ、人を飲み込むようなエネルギー。 そして、口内を焦がすソウルフードの熱。
すべてが僕の覚悟を再確認させてくれる、最高の一日だった。 また食べたい!ありがとう、大阪。