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鋳物屋365日ブログ2025 ~その303~ 繋がる道、繋がる心。この橋が教えてくれた、九州への誓い

2025.10.27

新しい一週間の始まりを告げる、月曜の朝。 昨日の夜、新しい門出を見送った僕の目に、今朝はひときわ強く「繋がり」という景色が映り込んできた。

出勤途中、いつも通る道のバイパス工事。 朝焼けに黒く映し出されたその巨大な輪郭を見ていると、胸の奥が熱くなる。繋がる。また、今日も。 僕たちが今、目の当たりにしているのは、人間の英知が結集した、巨大な動脈が生まれる瞬間だ。どれほどの知恵と技術で、あれほど正確に、精密に、道が作られていくのだろう。こうして僕たちの生活の動線は、より強く、便利に結ばれていく。

その「繋がり」への高揚感を胸に抱いたまま、僕は今日、出張で九州へと向かった。 そして、その想いは、あの橋の前で「確信」へと変わった。

関門海峡大橋。 今、北九州と大変深いご縁をいただき、僕はもう何度、この雄大な橋を渡っただろうか。 メンテナンス中。あの巨大な橋も、日々の手入れがあってこそ、僕たちの「繋がり」を守ってくれている。

その姿を見上げた時、今朝のバイパスで感じたものと全く同じ、あの「繋がる」という熱い感覚が、体の奥底から力強く湧き上がってきた。

朝のバイパスが、生活の「道」を繋ぐものだとしたら。 僕にとってこの関門橋は、九州の皆様との「心」を繋ぐ、かけがえのない架け橋だ。

この橋を渡るたび、僕は思う。 素晴らしいご縁に、ただ感謝しているだけでは足りない。 この橋がメンテナンスを必要とするように、僕もまた、いただいたご縁を大切に守り、育てていかなければならないのだと。

ありがとう、北九州。 僕は、感謝の気持ちを胸に、これからも九州の皆様に誠心誠意向き合い、このご縁を未来へと繋いでいきます。 関門海峡の空の下で、僕はそう、強く心に誓った。