2025.10.03
来たる10月9日、ご縁をいただき、福山大学で自社の取り組みについて講義をさせていただくことになりました。
そんな大役を前に、会社の仲間たちが「本番の前に一度やってみよう」と、貴重な時間を割いてプレ発表会を開いてくれたのが、今日の物語です。
いざ会場入りすると、やはり独特の緊張感が漂います。
先日来、どうすれば自分の10年を凝縮した120分の話を、規定の40分にまとめられるかと頭を悩ませていました。仲間たちの真剣な眼差しを受けながら、必死に言葉を紡ぎます。発表後には、厳しいながらも愛のある的確なフィードバック。本当に、感謝しかありません。
無事にプレ発表を終え、心地よい疲労感と緊張から解放された夜。
帰り道に見た向島の造船所では、クレーンが美しくライトアップされていました。
夜空にそびえる光の姿が、一日中張り詰めていた心を優しく解きほぐしてくれるようでした。
そして、仲間と共にした夕食の席で、本番への道を照らす大きなヒントに出会います。
いただいたのは、研究を重ねた末に生まれたという「伝説のカレー」。
このカレー、驚くことに唐辛子などの辛味香辛料は使わず、様々なスパイスの調合だけで、奥深い風味と心地よい刺激を生み出しているそうです。
「これだ」と思いました。
私の発表も、ただ情熱を伝えるだけでなく、聞く人の心に「おっ」と思わせるような、気の利いた『スパイス』、つまり『アクセント』が必要なのだと。
仲間の温かい協力と、伝説のカレーが教えてくれた大切なこと。
たくさんの感謝と気づきに満ちた、本当に有意義な一日となりました。