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鋳物屋365日ブログ2025 ~その277~ 圧巻の海上神事。「みあれ祭」で感じた、感謝と畏敬の念

2025.10.01

10月が幕を開けた今日、私は言葉で表現するのが難しいほど、貴重で素晴らしい体験をさせていただきました。古くからこの地に伝わる勇壮な海上神事、「みあれ祭」に参加してきたのです。

港に到着すると、そこには出港の時を待つ漁船団が。
色鮮やかな大漁旗が秋風に誇らしげにはためき、これから始まる神聖な儀式を前に、心地よい緊張感が辺りを包み込んでいました。もしこの体験を言葉で語り尽くそうとするなら、きっと明日までかかってしまうでしょう。それほどに、密度の濃い時間が流れていました。

そして、祭りのハイライト。

号砲と共に、何十隻もの漁船が一斉に海へと繰り出します。その光景はまさに「勇壮」の一言。白波を立てて進む船団が視界いっぱいに広がる様は、圧巻というほかありません。

これは、日々の漁の安全と豊漁を海の神様に感謝し、祈りを捧げる大切な神事。
日に焼けた勇敢な海の男たちが、真剣な眼差しで神様と向き合う姿。その神聖な様に、私はただただ圧倒され、今この場に立ち会えていることへの感謝の気持ちが、心の底から湧き上がってきました。

魂が揺さぶられるような、感動的な体験でした。
日本の素晴らしい伝統と、海と共に生きる人々の力強さに触れた、忘れられない一日となりました。