2025.09.01
9月1日、防災の日。 多くの人が災害への備えを再確認するこの日の朝、私は一枚の写真にハッとさせられました。
これは今朝、弊社の工場長から送られてきた現場の写真です。 原因は、一本のホースの脱落。しかし、流れ出た水は瞬く間に床を覆い、この日の作業を完全にストップさせてしまいました。
この光景は、単なる事故現場として私の目に映ったわけではありません。それは、21年前にこの場所を襲った、台風による高潮の記憶を鮮明に呼び覚ますものでした。当時、現場は30cmも浸水し、私たちは途方に暮れました。
不思議なもので、毎年この時期になると、あの水害のことが脳裏をよぎります。そして、まるで何かに引き寄せられるかのように、また同じ「水」に関連する事態が起きました。
この偶然の一致は、ただの不運ではない。きっと、気の緩みを戒めるための警鐘なのだ。そう直感しました。
今朝の全体会議では、この写真を見せ、全員に私の思いを伝えました。 過去の教訓を忘れず、目の前の仕事一つ一つに真摯に向き合うこと。この一枚の写真は、私たちに改めてその大切さを教えてくれました。
防災の日の朝に起きた出来事は、私たちの気持ちを強く引き締めるきっかけとなったのです。