社長ブログ

鋳物屋365日ブログ2025 ~その19~

2025.01.19

鋳物を鋳込んでいると時に良くない症状を現場にて見つけることがります。
1630℃になる溶けたステンレスを流し込むわけですから、鋳物用の砂とは言え取り扱いを正しくしないと本当の成果を得ることが出来ないのです。
鋳物の砂に適正な水ガラスと水を混ぜて、そしてしっかりと鋳物の肌の部分は砂を充填して表面の硬度を出さなければなりません。
弊社では手作業がメインになりますので、普段と同じつもりがつもりでない場合もあります。
写真の説明をさせていただくと、素材の表面に一枚ザラザラとして膜がある様に見えます。
これは表面の砂がめくれてしまっている状態です。
高温の溶けたステンレスが流れていくので、その湯圧に砂型表面が負けてしまった状態です。
この素材はもう助からないのか、いや大丈夫です。救済することが出来ます。
砂の表面は湯にすくわれてしまいましたがそれは表面的なこと。
ですのでザラザラした部分は取り除くことができるのです。次の写真の様に。

砂がすくわれてしまった部分は綺麗に除去出来ていますね。
そして細かな部分も手直しをして形成をしております。
厳しめに言うと砂の充填をしっかりと行っていればしなくてよい作業ですが、素材を活かす手順もいろいろ学ばなければなりませんから。
こうして素材を救済して各工程を経て良いステンレス鋳物になるのです。
これからも気を引き締めて頑張ります!