社長ブログ

鋳物屋365日ブログ ~その353~

2024.12.20

弊社も実習生を雇用するようになり早いもんで1年と半年近くが過ぎました。
鋳造の世界で勉強をして技術を磨き、日本語を学んでいくことは本当に大変なことだと思います。
しかし彼らは毎日笑顔で出勤をしてきます。「おはようございますっ!」
片言の日本語でしっかりと挨拶をしてくる彼らの姿勢に私が反対に気付かされることがあります。
大切なことは素直であること、素直に学び、失敗も素直に受け止めて改善していく。
彼らのスキルは「素直さ」だと私は思うのです。

少し早出をしている実習生がいました。
現場の班長に事情を聞くと、新しい仕事をしているので朝の段取りが遅れ気味。
その為にスポットですけど早出をして段取りを調整しております。
平仮名とカタカナで書かれた指示ボードを見ながら今日も頑張っております。

なかなかノリのよい子です。
技術はまだまだですが元気さは一番あると思います。
体格も良くて伸びしろはたくさんありますね

彼は非常に真面目な性格をしております。
カラオケ行くと楽しそうにしておりますが、仕事の時は仕事スイッチが入るタイプです。
切り替えがうまく出来ていると思いますし、先輩として後輩にしっかりとルールを伝えてくれていると思います。
これからも現場の力になって後輩の指導をよろしくお願いします。

ガーデニングが好きという事で簡易プランターを買ってあげました。
玉ねぎなど植えて育てております。マジで。
茄子もあったかな、ホームセンターで苗を自分で買って育てる。
日本語力も育ててほしいなと思う時もありますが、真面目に自ら動けるタイプです。

異国の地にやってきて、そこで働きながら生活をしていくことは本当に覚悟が必要と思います。
まずは彼らに敬意をはらい、こちらも真っすぐな教育を施します。
きっと彼らはその期待に応えてくれるでしょう。