社長ブログ

鋳物屋365日ブログ ~その349~

2024.12.15

砂型造型をするためには正しい手順があります。
それを一つでも怠ると砂型は良いものはできません。
次の工程で手直しが利く範囲であればまだ救済もできますが、最悪の場合は作り替えとなります。
今まで造型に投じた時間は全て無駄となるわけです。
作り替えたらよいものではありません、そこで大切なのが気付きです。
失敗を責めるつもりはありませんが、突っ込むとしたら「気付けなかった」ことに突っ込みを入れます。
学びとは失敗から始まり成功体験を経て、自分の中に気付きが生まれることかなと思うのです。
本当にそうした精神面の風通しのよさがあれば人は必ず成長すると私は思っております。
そう風通し、話は突然に変わりますが写真は木型の一部を接写したものです。
丸い部分が3ヶ所ほどあるのが分かるかと思います。
これは「ベントホール」といって木型の定盤に打ち込むお家でいうところの空気口みたいなものです。
砂を固めるのにはCO2ガスを使うのですが、それが砂の中を通って定盤の下から抜けていくための風通しです。
このベントホールがなかったら砂が上手く硬化しないこともあるので風通しはとても大切ですね。

冬が近づいてきて体を縮こませる人が多い季節です。
風邪など引かないよう、体に良いものを取りましょう。
尾道で有名なミカン、その名も「マドンナ」
マドンナを求めて朝早くから市場で争奪戦が繰り広げられるようです。
嬉しいことに一箱いただきました。
マドンナを食べればこれで体の免疫力もアップしそうですね!

私の手のひらはけして小さいほうではないのですが、指先が見えないほどです。
マドンナはなミカンの概念を吹き飛ばす迫力があります。
それでいて果実のやさしさも感じます。
さてさてブログを書き終えてますのでマドンナをいただきます。