2024.12.13
ガウジングという作業があります。
鋳物の形状作りに欠かせない大切な仕上げ部門の一角です。
溶接の反対でスパークさせて局部を溶かしてエアーで吹き飛ばすド派手な仕事です。
ガウジングの近くでは会話が聞こえないほど音が凄いです。
溶けたステンレスをエアーで吹き飛ばしている訳ですから火花もまぁ見事なもんです。
そんなガウジングですが実は大胆かつ繊細な部分があるんです。
ガウジングの仕事の肝は形状作りですから、その形を把握して薄皮一枚残すところまで吹き飛ばすのです。
使用しているガウジング棒はφ11になります。
その棒の角度を変えながらガウジングにて掘れ方をコントロールします。
深く掘ったり浅く掘ったりと自分たちで工夫をしながら形状を作っていきます。
写真は押湯を切断している場面です。この場合は掘り進むやり方ですね。
同じ個所と同じリズムで同じ幅で掘り進み押湯を切断します。
「ゴンッ!!」事務所いても聞こえてくるガウジングで押湯を切断して押湯が落ちた音。
落ち方かも計算のうちですから、安全第一です。
話しは変わりますが埼玉を振り返っております。
写真はエンジンオイルではなく、お酒の「ジン」になります。
それでENGINEなのかは不明ですが、洒落がきいて面白いお酒です。
店主のお酒に対する愛が感じられて居心地がよいお店です。
このジンも嬉しそうに紹介してくれて、私もつられて笑顔になります。
奥深い味わいのジンがとても心地よかったです。
その土地で根付くお客様は地域のお店に感謝して、福山に帰りました。
さて本日も充実感満タンで頑張ります!良いステンレス鋳物を作ります!