社長ブログ

鋳物屋365日ブログ ~その321~

2024.11.17

土曜日は現場にある工事が入りました。
鋳物屋の現場は夏は熱く(暑く)て冬は寒いように出来ている。
全ての工場がそうとは言いませんが、工場内に空調が完備されているなど考えにくいタイプの仕事です。
日本には四季があり、ここ最近は異常気象で凄まじい猛暑の上に夏の期間が長いときたもんです。
11月の今現在でも車に乗るとクーラーをつけたります。
冬は冷え込みが凄まじい時と暖冬の両極で、極寒地域ではありませんので雪はほとんど積もることはありません。
1年を通して快適と思える時期が短くなったなと思う季節の変わり目です。
日本には四季があり気温の変化が激しいということは、少なからず仕事にも影響をしておりました。
体的にもそうですし、鋳物の砂の品質にも影響をもたらすのです。
この写真のブースは芯取を造型するブースになります。
ここで使用する砂はとても繊細で、出来る限り空気を遮断したり、そして安定した温度が必要となります。
空気を遮断することは容器を工夫して対応をしておりましたが、温度だけは出来ておりませんでした。
ある時、造型班長よりブースを丸ごと空調できないかと要望あり、直感的に出来そうだと思いました。
作業の形態として、ブース前と仕事の場面や人の動きが限定されいるので空調計画も立てやすかったです。
「まずはやってみよう!」の精神で経営者の先輩に電話をして提案をしていただきました。
何度も足を運んでいいただき弊社の班長と打ち合わせを重ねていただきました。
各関係者の皆様に感謝です。
今回は防火カーテンのみの施工ですが、現場の雰囲気が変化することは良いもんですね。
無意味にカーテンを開けたり閉めたりしてしまいそう。

次の工事は空調設備になります。
カーテンと言っても完全に空間を遮断していませんので、どこまでの効果があるか未知数です。
でも今はまだ完成形ではありませんので、進化するためには核が必要ですよね。その核を作ったところです。
良い仕事したい、良い品質の芯取を造型したい、良いステンレス鋳物を作りたい。
そんな気持ちから始まりました。