社長ブログ

鋳物屋365日ブログ ~その294~

2024.10.22

すっかり秋の空になりました。
大きな入道雲はいないけれど雲が活発なり、躍動感をとても感じます。
雲の厚みが薄くなるためなのか、太陽の光によるコントラストがとても綺麗です。
仕事に追われるさなかに思わずパシャリと撮ってしまいました。
こうした心のゆとりはとても大事なことで、けして仕事に集中していないわけではないのです。
その一瞬を感じ取れる受信機が正常に動いているという事なので、大事な感覚の一つです。
会社の現場を歩いていもその感覚が生かされることがたくさんあります。
感覚は常に磨いておかねば鈍ってしまいます。
いつもチューニングをして正しいところに合わせておくこと。
時々は人間ですから乱れることもありますが、元の位置を知っておくことで補正するときの道しるべになります。

現場をただただ歩いていては時間が過ぎていくだけです。
現場にはたくさん情報が文字以外の表現でそこにあります。
文字でないだけに感じ取ること、この感覚が必要なのです。
社員の行動や表情、品物のコンディションや設備の音や匂い。
現場は情報の宝庫です。
鋳造方案を一つ見ても正しくそれが伝わっているか、正しく造型できているかが良く分かります。
しっかりと冷やし金がセットされていますね。
この鋳物を見ても社員の正しい動きを感じ取れるのです。
鋳物は何も言わないけれど、その姿に全てを表します。
これからも真面目に正しく良いステンレス鋳物を鋳込んでいきます。
急に寒くなったので皆様ご自愛くださいね。