2024.09.24
5年振りだろうか?近所の居酒屋に行くことになった。
久し振りだなと思いながらも予約を取り、それまでの時間を待ち遠しく予定通りにこなした。
どうして5年間も居酒屋に行かなかったかというと、それは行かれなかったのだ。
タバコの規制があったことを覚えておられるだろうか。
飲食店が店内喫煙とするためには20歳未満は入店できないというあのルール。
20歳未満や子供連れが入店するためには禁煙および喫煙ルーム作るか外で喫煙するかである。
店長も苦渋の決断だったと思う、店長は20歳未満は入店できない方向性を選んだのです。
家族で行っていたので最初は戸惑いました、寂しくも感じました、しかしそれは店長の判断です。
そのお店は子供連れもよく来るお店でした、常連も家族連れも学生もサラリーマンも。
いわば地域の人気店です。
看板の灯りはよく見ていました、なんせ近所ですから。
今日も営業しているなと思いながらもお店の前を通過する、そんな状態が5年間続きました。
成人した下の子が「久し振りにそのお店に行きたい」と言った途端に思い出しました、「あっ!もう行けるんだ」
5年振りの入店でしたが、昨日まで来ていたかと思わせる大将の対応に少し安心ました。
「少し白髪が増えましたよ~」と大将が挨拶がてら声をかけてくれました。
いつもの席についてふと思ったことは、コロナやタバコ規制など大変なご苦労があっと思います。
ただ大将のお店は1ミリも変わっていない、なにも変化なし、5年前と一緒です。
コロナで変化を余儀なくされたお店はたくさんあったと思います、閉店をしたお店も数々。
そんな中で「変化しない」と「ルールを鉄の意志で守る」を実直にやり続けたことで生き抜いたのです。
私が偉そうにここに書くことではないかも知れませんが、懐かしさと感動で胸がいっぱいでした。
地域と共に根付くこのお店と一緒に年を重ねたいと思った居酒屋でした。
さて今週も鉄の意志で良いステンレス鋳物を鋳込んでいきます。