社長ブログ

鋳物屋365日ブログ ~その246~

2024.09.04

写真でご覧いただいているステンレス鋳物は、昨日までは空間でした。
とても変な言い方に聞こえるかもしれませんが、間違いなく昨日まで空間だったのですこの形の。
空間の周りは砂型になっているわけですが、この綺麗さが凄いではありませんか。
セラビーズを長年に渡り使い続けてきて、現場も砂の「癖」をしっかりと理解しております。
それにしても綺麗に湯を流し込んだなと鋳込み工程にも感心の心を持ってしまいます。
温度が直ぐに下がってしまうステンレスのお湯をここまで綺麗に流し込むとは。
鋳込みメンバーの連係プレーがなせる成果だと私は現場で嬉しくなり写真を撮りました。
そして早速ブログに書いている訳です。
正しく工程を進めて、一人一人が最善を尽くすことで良いステンレス鋳物に繋がるのです。
今回はそれがまさに形になった写真なのです。
出荷することが惜しくなるほどに綺麗なステンレス鋳物だと思います。
まっ出荷はしますけどね。

お客様のもとで機械加工されてポンプユニットとして組み込まれて活躍する。
しっかりとその役目を果たしてくれていることを感じながら綺麗で安心するステンレス鋳物を作り続けていきます。