2024.06.30
雨が多き季節となりました。
湿度が纏わりつくとよく表現をしますが、まさにその通りで体を動かすたびにそれを感じます。
目視でも匂いでも湿度って感じ取れる日本の四季の隠し味的な存在です。
雨が降り太陽が照り付けて一気に草木が伸びてきます。
庭の雑草が容赦なくスクスクと育っておるのがよく分かりますもんね。
さて鋳物屋の多湿の時期は、結構気を使います。
なんせ砂に水分を吸湿してしまうので鋳造欠陥に繋がりやすくなります。
注湯の直前まで砂型を乾燥して、そしてガスの誘導をしっかりと行えば乾燥時期と変わらないステンレス鋳物が出来ます。
ただそれを気の緩みで出来てなかったとしたら、、、それはそれは現場の雲行きが怪しくなり雷注意報が発令されます。
暑い季節になったとはいえ、我々は火と向かい合う仕事ですから。
しっかりと良いステンレス鋳物を鋳込み続けていきます。
これがどこかの地や設備で活躍して、我々の生活の充実に繋がるわけですから。
誇りをもち、週明けからも良いステンレス鋳物作りに取り組みます。