2024.06.13
同じ形状が連続してあるタイプの素材があります。
鋳物の砂を充填するのに意外にも気を使う形になります。
特に形をしっかりと出すために新砂をしようしますので、いつもより砂がさらさらしております。
さらさらしていると手で砂を締め込んだ時に力が流れてしまい、表面の充填密度を高めるのにテクニックが必要です。
大切なことは型の癖を掴むこと、砂の性質を把握することで、さらさらした砂でもしっかりと充填密度を高めることが出来ます。
造型とは正確な空間を作ること、それが造型の一番大切な使命だと私は思うのです。
いま写真で見ている素材は形ある物体ですが、砂型はこの写真の形の隙間を作る仕事です。
木型製作所の技術と鋳物屋の技術が力を合わせると、正確な空間を作ることが出来るのです。
形あるものの「反転」です。
さて本日も良いステンレス鋳物作りに一生懸命取り組みます。
いつもありがとうございます。