社長ブログ

鋳物屋365日ブログ ~その150~

2024.05.29

現場を歩くと造型したての芯取があった。
砂のバリを除去する前の固めたばかりの砂型である。
芯取の担当者はここで仕事が終わりという訳ではない。
ここから適正に砂型固まっているか、欠損部はないかを確認して初めて完了となる。
ここで処理を間違えると最悪は芯取を取り直すことになるのだ。
良い仕事は正しい手順の積み重ねだとつくづく思う長雨の福山市。

この砂型の方案はタイプ的に珍しい方案をしている。
砂の色が違っていると思いますが、別々の砂型を合体させているのす。
黄色に見える部分は押湯とフランジの面の高さを決めるために作った砂型です。
鋳込みをしている時に注意しないと黄色い砂型が注湯の勢いに負けて浮いてしまうリスクがあるので注意です。
砂型と砂型をしっかりと接着して正しく鋳込みを行います。
本日も正しい手順で良いステンレス鋳物を鋳込んでいきます。