2024.05.06
ステンレス鋳物の形状として穴が開いている形がある。
鋳物の形として最初から穴を開けることを「鋳抜き穴」と言います。
綺麗に穴があくと本当に嬉しいもんです。
もっと複雑で小さい穴は機械加工で開けますが、芯取(中子)で開ける形もたくさんあるのです。
穴の長さによって難易度も変わりますので、腕の見せ所でもあります。
以前に長穴を開ける素材であった事ですが、芯取がたわんでしまって大変お客様にご迷惑をかけてしまったことあります。
実は写真のその素材で、今回の受注が決まった時に直ぐにそのことを現場と共有しました。
今回は砂と製作方法を変更して鋳込みを行いました。
なんと真っすぐな綺麗に穴が開いております。
何度も何度もライトで照らしながら覗きこむのが鋳物屋の習慣なのです。
鋳抜き穴を見て感動するのは鋳物屋の特性かも!
さて明日より仕事ですね。
とてもリフレッシュできたので、明日からも良いステンレス鋳物作りに全力で取り組みます。