鋳物屋365日ブログ　～その１２５～

2024.05.04

連休は連休でしっかりと楽しんでエネルギーを充電しております。
とても天気も良くて外を歩く人の顔はおおかた眩しい顔をしておりますね。
出来る限り連休中も正しい生活習慣を守っていこうと思う、それを破った朝でございます。
さて気を取り直して本日も良いステンレス鋳物作りの精神を忘れずに過ごしていきます。

社員は鋳物屋でいう芯取（中子）というものです。
表面の色に違いがあると思いますが、それぞれ意味があるのです。
黒い部分は少し強制冷却効果のある砂なんです。
そとは早く固まってほしい部分になりますので黒い砂を使用します。

次の写真には３種類の砂が使用されています。
鮮やかな薄い黄色い部分は新砂といい、砂を買って初めて使う砂になります。
その他の砂は一度鋳込みをして再生した再生砂になります。
その再生砂も新砂を少し混ぜて混錬して砂の質を高めて使ったりします。
それを肌巻き砂といい、鋳物素材の肌に使用します。
砂はとても大切な鋳物作りに欠かせないものなんです。
この段取りがあるので表面が綺麗なステンレス鋳物を作ることができるんです。