社長ブログ

鋳物屋365日ブログ ~その327~

2024.11.24

鋳造品を形成する線は直線もあれば曲線もある。
その線の集合体が鋳物の形を作っている訳です。
そのあらゆる線たちを見極めて形にする木型製作所という仕事があります。
鋳物屋が鋳物を鋳込めるのは、その木型製作所があってこそ。
この木型製作所、通称「木型屋」さんの存在は非常に大きくて頼もしく頼りになる。
良い鋳物を作るためには木型屋さんに木型の作りを正確に伝えることが必要になります。
そして木型屋さんから、この形を作るための木型製作方法など様々なやり取りが発生するのである。
木型屋さんは単に形を作るのではなく、鋳物屋が造型しやすく鋳込みやすくて仕上げやすくの3拍子を考慮して作るのだ。
本当にいつも我がまま言ってごめんなさいと心からお伝えしたい気持ちです。
しかし良いステンレス鋳物を鋳込む為にはお互いの技術をぶつけ合っていく必要があると思います。
これからも良い関係性を保ちつつ、良い仕事するうえでのビジネスパートナーですからね。
私は図面の見方を木型屋さんから教わりましたから。
本当に心から感謝です。

写真の話しになりますが、この曲線がたまりませんね。
ケーシングのボリュート部になりますが、図面からこの形を作るんですから木型屋さん凄いっす。
ボリュート部ってのはケーシングという素材の内面の部分をさしております、ざっくり説明ですが。
綺麗にボリュート部は出ると気持ちが良いもんです、良いポンプが出来なと実感します。

10月から就労した2期生の実習生たちも頑張っております。
昨日は会社の寮を綺麗に使っているか確認に行きました。
6人で生活しているので人の動きも増えるわけで、さて3S活動はしっかりと継続できているのでしょうか?
確認後の感想ですが、綺麗に保たれておりました。
やはり1期生がそこは厳しく厳格にルールを決めて管理をしております。
共用部分も押し入れをうまく活用しているようで安心ですね。
よく頑張っているのでビールとコーラを差し入れしました。